農業・畜産プロジェクトで今年の春から5年生を中心に挑戦していた米作り。
10月に入って、稲穂の色や垂れ具合を見ながら収穫時期を考えていた5年生たちは、少しずつ気温が下がってきたのを感じて良さそうなものから収穫することになった。収穫後どうしたらいいのかということは、いつの間にか子どもたちで調べ済み。「10日間くらい乾燥させなくちゃいけない」「そのあと、精米作業をする」と見通しも立てていた。
米を干すための場所をビニールハウスの中に作ると決め、畑用の支柱を使って自分たちだけで干場を作り乾燥。手で精米する方法ももちろん自分たちで調べ済みで、稲穂を手で取り、ソフトボールとすり鉢を使ってもみ殻を外す。もみ殻と玄米の状態を手でより分け、玄米を瓶に入れて、めん棒を使って精米するという地道な作業を続けた。
精米作業をしているとき、一人の子が「稲わらは、鶏小屋の床に敷き詰めることができる、食べられない状態の米ともみ殻と米ぬかは、鶏のエサにできる。お米は自分たちで食べることができる。ごみになるものが一つもないのがすごく嬉しい。これが本当の「ぐるぐる(循環)ファーム」だね」と話した。
今年の農業・畜産プロジェクトは、『循環』をテーマにしたいと大人が最初にプレゼンしたことを覚えていて、それを意識して活動していたこと、「循環が実現して嬉しい」と子どもたちが感じてくれたこと、こんな成長がまおいなんだ!