まおい学びのさと小学校

子どもが中心の体験型学習の小学校

私たちの学校は、子ども(人)が本来持つ知的好奇心を目いっぱい尊重する、体験学習型の小学校です。探求活動や日々の生活を通して、人や社会とのつながりを肌で感じます。

教育目標

自分のことも、他の人のことも好きで、何事にも好奇心いっぱいの子に育って欲しい。

そのために私たちは3つの自由を尊重します。

1.感情の自由

・・・感情面を開放し、五感を全開にして豊かな感性を育みたい。

2.知性の自由

・・・知的好奇心を生かし、この世界についての知、人生の知を豊かに育みたい。

3.人間関係の自由

・・・出会いは人生を豊かにする。多様性を認め、多様性から学ぶ、寛容で豊かな人間関係を育みたい

基本方針

  • 子どもを一人の人格として尊重し、話し合い、自ら決定する力を育みます。
  • 子ども一人ひとりの個性を大切にするため、強制・競争・数値評価・序列化をしません。
  • 子どもが生来持つ自由な好奇心・成長力を信頼し、体験による身体的学びを大切にします。

教育内容

まおい学びのさと小学校は、4つの特徴的な学び方で、子どもたちの「やりたい」「知りたい」を引き出し、体験から身につけることを重視しています。

いくつもの教科にまたがって、体験的に学びます。

学習指導要領が規定する教科はそのままに、いくつもの教科にまたがる教科横断的で体験的な学習形態となります。いくつかのテーマから、興味があるもの、探求してみたいものを考え、1年を通して所属するプロジェクトを選択します。

1年生から6年生まで縦割りで活動することを基本とし、話し合いを通して互いに協力し合い、高め合いながら活動します。また、プロジェクトのグループは、学校生活においてくらすとしての役割を持ちます。関心のあるものや事柄について、調べたり、体験したり、作ったり、まとめたり、表現したりと身体全体を大いに使った学びとなります。

テーマは、「ものづくり」「料理」「演劇」「北海道」などを想定しています。北海道長沼町の自然環境を生かし、体験的に学びます。

「ことば」と「かず」についての理解を深めます。

数量や広さ、重さなどの計算をしたり、自分の想いを文字や言葉で表現したりする活動の場として、基礎学習の時間を設定しています。

「ことば」では、聞く・話す・書くなどの学習活動、「かず」では、大きさや量・計算・図形などの基礎的な学習活動を展開します。選んだプロジェクトの活動内容と連動させていくことになるため、学校独自のオリジナルプリントで学習していきます。原則として低学年と高学年に分けて行いますが、共同的な学びの場も大切にしていきます。また、学習内容によっては、柔軟にグループを組みかえ、基礎学習の定着を図ります

運動、音楽、図工、外国語などの学習課目を、前期・後期に選択してバランスよく学びます。

プロジェクトや基礎学習では網羅できないような運動、音楽、図工、外国語などを学びます。

例えば、音遊びやダンス、スポーツ、合唱、イラストなど様々な選択肢を考えています。地域の特性を生かした学びとして、北海道の歴史や文化(アイヌ文化など)を学んでいきます。外国語では、英語を中心に学びます。3・4年生は週1時間、5・6年生は週2時間設定し、英語を母国語とする方の力も借りて、楽しみながら体験的に学びます。

自分たちの生活に関する事柄を、自分たちで話し合い、自分たちで決めます。

週に1度、全校ミーティングを行います。また、プロジェクトを進めていく時、日常生活の中など様々な場面で話し合いの場を持つことになります。生活の決まり、困りごと、行事などについてみんなで話し合い、決めていきます。一人ひとりが学校というコミュニティの大切な一員です。そこにいるみんなの「納得」を目指してとことん話し合います。そして、決議が必要となる場合は、子どもも大人も同じ、一人一票。自分の考えを表明します。制度や手続きだけを学ぶのではなく、生きた生活のプロセスとして民主主義を体得していきます。



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