12月7日(土) きのくに子どもの村学園第1期卒業生の佐賀直人さんをお迎えして開催した第2回教育フォーラムは60名を超える参加者を迎え、大好評のうちに終了しました。
自由な学校教育の中で、「じゃあ自分はどうしよう」と、いつも迷い、悩みながら過ごしてきたという佐賀さん。何も口出しせずに見守ったお母さんもすごいと思いましたが、常に一歩先を自分の考えで選択し、スイスの高校への進学、京都のまちづくりボランティアへの参加、そして商社でのグローバルビジネスの活躍などその行動力と強い意志に感嘆しました。
同じ教育理念のもとに学ぶまおいのこどもたちも、自らの人生を自ら切り拓いていく強さを身につけてくれることだろうと信じています。そしていつかは母校で講演してくれるのではないかな!?
【参加者の感想・意見(一部)】
●「自分で考える」ことと、「選択する」ことの大切さを、改めて感じることができました。 自分も、日々の実践や子育ての中で、忘れずにいたいです。 ●具体的にどのように学び、学んだ子がどう感じて、何が良かったのかが聞けて参考になった。 支援者としての気づきもあって、大変満足でした ●心に残るお話がたくさんありました。佐賀さんのお話がとてもわかりやすくて、これまでになかった視点で未来の教育について考える機会になりました。 ●親が先回りすることなく子供を信じて待つ姿勢でいいんだなぁという自信に繋がりました。●目から鱗の貴重なお話をたくさん伺うことができ、非常に良いフォーラムでした。 「今自分のいる状況が正解ではないかもしれない」と、敢えて違う世界へ身を置きつづけてこられた佐賀さんの姿勢に特に感銘を受けました。私はこれまで、子どもたちの教育について思い悩むことも多々あり、自分を安心させたくて自分の選択は正しいんだと必死に納得させようとしていたなと気づかせてもらいました。 佐賀さんの言葉はひとつひとつ重み深みがありました。子どもの頃からものごとに対して常に自分の頭で考えてこられた経験がなせるものなのだろうと敬服します。 ●過去に「夢見る小学校」を拝見し、感動して、実際に地元で自主上映会を実施したことがありました。その時に、こう言った学校で育った子どもたちがその後どのように育っていっているのか…という疑問をずっと抱いていたので、今回1期生の佐賀さんのお話しを聴く機会があって本当に嬉しかったです。 ●まだ見ぬ保護者の最大の疑問(この後どうなっていくの?)や不安(このまま掛け算ができなくて大丈夫かなぁ?)を、払拭するとっても良い講演会だったと思います。 どの子にも、人を尊重する気持ちが育つ。 何よりも自由教育での学びをバネに、自由の枠から飛び出して、世に出る、強い精神力や自分は自分でいいという自分軸が育つのかな、と感じ、励みと自信になりました。 ●きのくにやまおいの教育理念で目指していることの理解が深まりました。 学校で大事にしてくださっている部分を家庭でも大事にしていきたいと改めて考える機会になりました。ありがとうございました。 ●中3、小4子育てをする親として、参加致しました。 子供達の特性をみながら、待つことが大切佐賀さんの周りの大人(先生、お母さん)のお話を聞いて感じました。貴重なお話をありがとうございます。 ●佐賀さんの実体験に基づいたお話は、今の時代、本当にまだまだ貴重なことだな、と感じながら有難く聴かせていただきました。 そして、「違うことが当たり前」という考えが佐賀さんにはしっかり染み込んでいたことも、しみじみと感動しました。 色々な人達が日々過ごす学校でこそ、それを学んで欲しいと思うので、やはりきのくには、本質をしっかり学べる場所なのだと感じました。●今回お話ししてくださった方のように、小学校の段階で言われたことをやる教育がつまらないと自分で感じ、小学生新聞からきのくにを探し、自分で親に志願し学校生活を送るというのは現段階の時代背景ではなかなか異例と感じられるケースなのかなと思いました。小さい頃から自己分析ができていたからこそ、大人になってからも相手への思いやり、敬意があった上でのうちはうち、よそはよそ、自分と違うなら何が違うのかという点に関心を向けるという生き方が叶って、今の若者が抱えているような“生きづらさ”みたいなものには惑わされず自分の軸をもてているのかなと思いました。